「ほしい!」を見つける ずっと愛せる東北。vol.2 – 2

(写真:OIGEN)

【2nd day】存在感が語り出す。OIGENの鉄瓶
900年紡がれ続けてきた手わざ
今も変わらず愛され続ける理由

鉄瓶たちの堂々とした存在感のある佇まいは、職人たちやものづくりに関わる人たちの想いが映し出されているかのよう。1852年創業のOIGEN(及源鋳造株式会社)は、時代の目まぐるしい変化の中、伝統を守り受け継ぐ姿勢と柔軟なチャレンジ精神、そしてその確かなものづくりの技術が国内外より高い評価を受け、注目を浴びています。
その活動は幅広く、伝統工芸品の製作から「今」の暮らしに寄り添う数々の商品開発、オイゲン ファクトリーショップで開催される体験型イベントの開催や自社工場見学など、南部鉄器全体の魅力発信にも力を注いでいます。南部鉄器を知る・触れる機会が限られている中で、出会いの場がこうして広がるのは、「暮らしの選択肢」を広げたいと思う人々にとっても、価値のある幸せなことだと感じます。

「先代の職人たちは口伝で技術を繋いできました。人から人へ繋ぎ培われてきた経験と手わざが、今に生きているんです」とOIGEN代表取締役社長 5代目の及川久仁子さん。資料として残っているものが限られている中、これらの技や知識を残し、継承していくことも今後の課題として取り組んでいるそうです。

「手をかけ育てた鉄瓶は、年月分の味わいと風格が備わり、変化する表情も愉しむことができます。鉄器の寿命はゆうに50年を超えます。大切に育て使い続けていただく中で“こんなことがあった”そんなエピソードがありましたら、そこには鉄器の新しい可能性が隠れているかも知れないので、ぜひお聞きしたいです」とキラキラとした笑顔。こうした探究心が南部鉄器の可能性をさらに広げるエネルギーとなっているんですね。

美しい鋳肌は出来映えの証
OIGENの伝統品質

(写真:OIGEN)

職人たちの経験と技・知識の結晶とも言える南部鉄器。OIGENの鉄器たちは、デザインを起こすところから石膏で原型を作り砂やアルミニウムを用いて型取り、900度に熱せられた鉄を型に流し込み高熱で焼成して鋳造、そして最後の仕上げまで、10以上の工程と多くの時間・愛情が込められて形になります。完成した鉄器は、型の粒子が鉄の表面に映し出され上品な質感として現れます。このことを職人たちは「鋳肌が美しい」と言うそうです。

(写真:OIGEN)

工場では茹だる暑さの夏も、手先がかじかむ冬も900度を超える鉄に向き合い、砂の感触や鉄の状態を見ながら丁寧に鉄瓶や鉄鍋などを仕上げていきます。OIGENは伝統工芸品の他にも特許を取得した「上等鍋」などをはじめ、様々な人気商品を生み出し続けています。

ファクトリーショップ内では職人が実際に使用していた道具が展示されており、今までのものづくりの歴史を垣間見ることができます。

暮らしの満足度を上げるヒントは鉄瓶にあり?
忙しい女性にこそハマる、南部鉄器の魅力

丈夫で実はお手入れもシンプル。高温で焼くことで鉄自体の組織を変化させ、サビ止めの役割を果たす製法で使いやすさも備わっただけでなく、食卓シーンを華やかに演出してくれるデザイン性。OIGEN南部鉄器工場の世界観に包まれたファクトリーショップ内で出会った、数ある魅力的な商品の中から、「おっ!」と惹かれた商品をご紹介します。

(左)鉄瓶 なつめ形アラレ 0.75L 11,000円
(中央)【ファクトリーショップ限定商品】鉄瓶 新珠アラレ 0.6L 12,100円
(右)【ファクトリーショップ限定商品】鉄瓶 いとめ型 0.55L 7,700円

(左)鉄瓶 東雲アラレ 1L(IH対応)13,200円
(右)鉄瓶 八千草 1.2L(IH対応)16,500円
モダンかつノスタルジックなデザイン。大きすぎず小さすぎないサイズ感で注ぎやすい大きさも嬉しい。湯切れがよく傾けても蓋が落ちにくい点も魅力です。鉄瓶としてはもちろん、テーブルウェアやインテリアとしても活躍します。

【ファクトリーショップ限定商品 リボーン版】(左)アラレ器ひまわり 3,850円、(右)アラレ器あさがお 5,500円
伝統的な技の中にモダンなデザイン性も感じる、食卓を華やかに演出してくれる器。ファクトリーショップ限定商品です。

(写真:OIGEN)

ちょこっと鍋(2個セット)5,500円
直火はもちろん、トースターや魚焼きグリルにも入るお手軽なサイズ。着脱式の専用ハンドル付きで、器としてそのまま食卓へ運べます。コンパクトで収納スペースも取らず、朝食用や小回りの利く優秀アイテム。

nakedpan 両手24cm 深さ4cm(IH対応)13,200円
南部鉄瓶の伝統技法である「釜焼き」を鉄鍋にも応用し、酸化皮膜が形成されたサビに強いプレミアムな鉄フライパンです。使い込むことで、油が馴染み、グレーから南部鉄器らしい黒色へと変化していきます。写真向かって左側が使い込み3年が経った姿だそう。

タミさんのたい焼器 9cm 8,800円
食パンを使って、たい焼き風ホットサンドが手軽にできちゃうアイテム。ハムとチーズをはさめばお手軽ランチ、クリームチーズとあんこをはさめば甘いおやつに。


他にもご紹介しきれないほど、素敵なアイテムが盛りだくさんでした!丁寧にお付き合いをすることで、何十年という時間を一緒に過ごすことができる南部鉄器。ずっしりと手になじむ心地よい重みと共に、自分の時間と鉄瓶を育てる愉しみのある暮らし、初めてみませんか?

▶︎次回公開の【3rd day】ではHOW TO鉄瓶のお手入れ方法や、鉄瓶の選び方、鉄瓶と鉄急須の違いについてをお届けします。

及源鋳造株式会社
オイゲン ファクトリーショップ

Tel.0197-24-2411

岩手県奥州市水沢羽田町字堀ノ内45

●アクセス/水沢江刺駅より徒歩約10分

及源鋳造株式会社

●営業時間/10:00~17:00

※土日祝日のお問合わせ・商品発送はお休み

オイゲン ファクトリーショップ

●営業時間/9:00〜17:00

※2020年3月27日(金)のみ14:00〜17:00

●定休日/水曜定休

●ホームページ/https://oigen.jp

●オンラインショップ/https://shop.oigen.jp

●Instagram/@oigen1852

●Instagram/@oigenfactoryshop

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