手のひらサイズのmyお庭「まめ盆栽の魅力」【2nd day】


「盆栽」と聞くと難しいイメージがありますが、まめ盆栽は必要な材料も少なく初心者にもトライしやすいのが特徴です。よろず園芸人の1000さん曰く、初めましてさんでも1つ仕上げるのに20~30分程で作ることができ、慣れると10分ほどで完成できるそう!
それではさっそく、まめ盆栽を自分で作るために必要な道具や手順を一緒に見ていきましょう。

5.【2nd day】まめ盆栽を自分で作ってみようー前編ー

今回の主役となる木はコチラ「香丁木(こうちょうぎ)」
植え替え時に、枝や根から独特な香りがすることが名前の由来になっている常緑樹※の植物。
手に入れやすく丈夫で育てやすいのが特徴で、春に白っぽい花を付けるかわいい木。

常緑樹とは
1年を通して葉を落とさず、緑を楽しむことができる木のこと。緑の少なくなる冬でも青々とした葉を茂らせて、自然の温もりを感じさせてくれます。また、花や実を付けやすい種類の木が多いのも魅力の1つです。※寒冷地では葉を落とすことがあります。

用意するもの

□好みの苗木×1(今回は香丁木を使用)
□ヤマゴケ×1
□土(秋の時期柄、“赤玉土(細粒)”のみを使用)
□好みの鉢×1(複数用意して木との組み合わせを選択するのも楽しい)
□針金
□底あみ
□箸×1本(先の丸いもの)
□スプーン
□ピンセット
□ハサミ
□受け皿になるもの×2(土をほぐす用、水を入れる用)

作り方 1)土を受け皿に出して下準備

スプーンを使用し土を受け皿へ出しておく。植え替える季節や樹種によって土の種類やブレンドが変わることがある。今回は秋の植え替えのため、早めに発根を促すために赤玉土のみを使用していく。

作り方 2)苗木の土と根をほぐす

苗木の根元付近をつまみ、ポットから優しく引き抜く。根が土を巻き込んだ状態でポットから抜けるため、箸で根をほぐしながら一度土を落としていく。
古い根はほぐしている際にポロポロ取れるので、一緒に払いスッキリとした状態にしていく。



作り方 3)バランスを見て根をカットする

地上に出る幹や枝葉のバランスと根のバランスを見ながら、今後の苗木の成長を考えて、できるだけ細い根を多く残し、一番太くて長い根を他の根と同じぐらいの長さぐらいに切り揃える。(基本的に秋・冬は太根のカットはしない)時期と苗木の健康状態を考慮して判断。

このくらいまで土を落とし、根をスッキリとした状態にする。



作り方 4)幹や枝の形を決めてカット(剪定)する

不等辺三角形になるように意識し、完成した時の表面を決め不要な枝(不要枝)をカット。その苗木のバランスを見て、木の状態(木勢)や時期を見ながら判断し不要な分をカットしていく。
※秋は強い剪定はあまりしない方が◎
この時、枝の付け根から数えて2〜3芽を残して(2芽残し)芽より上をカット。(2芽残しの場合は2番目の芽と3番目の芽の間)

今回は2箇所の枝をカット。



作り方 5)仕上がりバランスの確認

完成した時に不等辺三角形のバランスになっているか、完成後の表面が自分側になるように優しく根元をつまみ、仕上がりの最終確認をする。

▶︎次回【3rd day】では、「まめ盆栽を自分で作ってみよう ー後編ー」をお届けします。お楽しみに!

DATA

1000’s BASE
TEL022-702-2650

仙台市太白区長町7-18-29
※近々宮城県丸森町へ移転予定 ※詳細はHP、SNSを参照

・アクセス 地下鉄南北線「長町南駅」より徒歩約7分
・営業時間 月曜〜金曜12:00〜17:00、土日10:00〜18:00
※仕入れの状況により休みが異なる場合あり
※営業日詳細はFacebookでご確認を
・定休日 月曜※事前に予約してからお越し下さい
・ホームページ http://syokubutuya1000s.com
・Facebook 1000’s BASE@syokubutuya1000s
・Instagram @1000sbase

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